東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

神田のうなぎ

遠征終了した。鄙には稀なコーヒー店には二度しか行けなかったが、仕事のほうは昨年の反省により工夫をしたところ、よい決着をした。最後は、遠征先の駅から都心のターミナル駅まで通常料金で直通の列車に乗る。

昼過ぎまでさまざまな連絡仕事をして、夕方は友とうなぎを食べる。友は茶会の帰りで着物で来た。郊外の主の茶道具をもらってもらうため、郊外の家で会って以来、三年あまり(その週末に震災が起きた)。友は今年は喪中で、姉妹でお母さんを東京に引き取るらしい。
というような話を、銀座線に乗って神田のうなぎ屋でするような年の瀬。

山間のクリスマス

昨日から、山間の町に遠征している。遠征は三度目で、最初が真夏、去年と今年が今である。普通は3か月ぐらいかけてやることを4日でやるので、楽なようなつらいような仕事。往復で5時間ぐらいかかる。昨日のかえりはものすごく久しぶりに快速電車の中で舟をこぎ、今朝は特急電車でマスクをしたまま爆睡した。ただ鄙には稀なコーヒーの名店があり、そこが楽しみで来ているといってもいいかもしれない。
全日通うと非常に疲れるので、今回は2日目だけ泊まることにした。アパートのような素泊まり専用の宿だが、新しくて意外にも快適。窓の外は、pasmoが使えない単線の鉄道が走っている。

吟遊詩人の歌

早朝5時ごろに起き、朝食をすませて原稿の続きを書いたら、スムーズに終わった。片付けをするのにラジオをつけたら文化放送三木鶏郎特集で、とある理由から二十年ぐらい聞きたいと切望していた「吟遊詩人の歌」が流れた。午後、遠征のための準備をしていたらまた真夜中になる。

一週間

昨日は4年前に死んだ郊外の主の墓参に行き、戻ってからはかばかしくない原稿の続き。今日も朝から書く。ねこはずっと膝の上に乗っている。「勉強を邪魔する猫」で画像検索をしたら大量に出た。原稿の半分はすぎたが、まだ半分ある。書くことは決まっているのに、日記を書いている。
終わったら、明日の準備のために一本論文を読み直し、クリスマスイブからの遠征で準備もある。あいだに仕事の打ち合わせもある。来週の今ごろは、少なくともそれらはすべて終わっている。そして、神田にうなぎを食べに行く計画である。

マウスピース!

昨日で仕事が一段落したが、まだ二段落と三段落がある。今日は休みにしてメンテナンスのためにでかける。飯田橋の先生は、いつも9時から予約なのに今日だけ正午になっていて、予約したのに1時間も待った。終わってからタクシーで前の学校にいき、学内の病院に勤める旧友と昼ご飯を食べる。山の上にある食堂には、ウエストのとても細い、アイパーをかけた年齢不詳のウエイターがいて、わたしたちが行くといつもコーヒーのおかわりをサービスしてくれる。旧友は常に昔のユニクロを着ているが、非常に美人なのでサービスすると思われる。
友人と別れたあと、生協で本を見たりしてから歯医者に行くと、何も悪いところがないのに奥歯がときどき痛むのを解決するために、マウスピースを作ってみることになった。先生の話によると、過去マウスピースを勧めて聞き入れなかった患者が二人あったが、ふたりとも作って治った。わたしは前から歯ぎしりを怪しんでいたので、すぐ聞き入れる。

ぐりとぐらのように

朝、駅で定期を忘れたのに気づいたが、戻らずに切符を買った。時間には余裕があったけれども、今日はそういう判断がよい気がした。すると、秋口からずっと未決だった事項が、ふとした思いつきから即解決。非常に気をよくして、小さな不義理を片端から片付けた。本を下さった先生にもお礼状を書き、「ぐりとぐら」の記念切手の中の、ぐりとぐらが暖炉の前で本を読んでいる切手を貼った。ぐりとぐらのように働き者ならば、もっと早く仕事は片付いているかもしれない。
何となく録画したナンシー関のドラマも見た。特に出来のよいドラマではなかったが、ナンシーが急逝した日が父の死んだ日のちょうど一年前で、命日が同じであることを知った。

下町の元気なスーパー

近所にはスーパーが2軒あり、いずれも徒歩5分である。もっと歩けばもっとあるが、2軒あれば足りている。「下町の元気な」ほうは、いつも年寄りが大勢いる。高層マンションの地下にあるほうは、いつも若い主婦が大勢いる。野菜が安くて充実しているのと、立石からやってくる謎のパン(πウォーター入り)があるので、「下町の元気な」ほうが私は好きである。
「下町の元気な」では、初夏になると新ショウガが入るので、瓶にたっぷりガリを漬ける。その場所には今は赤カブがあるので、昆布と柑橘と塩で漬ける。ハンドボールぐらいの赤かぶは、いっこ百円で、スライスすると大きなボールからあふれた。