東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月はいつも

ああ、今日は2.26だった、と毎年日記を書くたび思うことを繰り返している。上旬は20度近い日もあったのに、明日は5度を下回り、雪が降るかもしれないといっている。 大阪から帰った翌日は、八重洲口でプチ同窓会をした。高校時代の担任の先生(男)と…

そして船場 その2

10時ごろチェックアウトをして、行く先は道修町。4年前に歩いて以来、あまり時間がなくて再訪していない。今回もあまり時間がないが、くすりの道修町資料館に行く、という目的がある。道修町は近世以来現在に至るまでの、日本の製薬産業の変遷が現実にの…

そして船場 その1

山崎を離れて大阪に着くと、雨が降り始めていた。中之島近くのホテルに荷物を置いて、南船場散策に出る。かつて(明治時代)、長堀通以北の心斎橋筋にはたくさんの本屋があり、松屋町にはもう少しくだけた本屋があった。こういう本屋は、自分で出したり人の…

いざ、大山崎 その2

大山崎山荘を堪能したあと、思ったより時間が早かったので、サントリー山崎蒸留所にも行ってみた。せっかく山崎に来たのであり、わたしは実は名酒「山崎」が好きである。線路をはさんで山と反対側にサントリーはあるが、これも意外なことに、徒歩10分もか…

いざ、大山崎 その1

九時の新幹線に乗り、京都で乗り換えて山崎で降りる。いよいよアサヒビール大山崎山荘美術館にゆくのである。大山崎山荘では山口晃の展覧会が行われていて、ここまで来たからには、もはやわたしは彼の追っかけと自称してよいかもしれない。土地勘がないので…

朝四時に目がさめてメールをみたら、一緒に仕事をしている各青年から、次々とデータが送られていた。必要があって、今朝を締め切りにしていた。おかげで夜明け前に一仕事おわる。朝刊を取りに出ると、案の定来ていない(うちの区域の配達は大変遅くて、六時…

不本意の潜伏

朝、自転車に乗って京橋税務署にゆく。昨日も中央区と千代田区に用があって、同じ道を通った。昭和初期に建った新富町の正金アパートは、昨日も今日も入居者を募っている。世のある人々と同じく、正金アパートを借りて潜伏するさまなど夢想するが、世のほと…

春は人を不安にもする

季節外れの暖かさは今朝までと天気予報が言っている。 郊外の家からまっすぐ学校にゆき、みんなでみっちり仕事をした。学校の中は学校の外に比べてあかりが少ないので、夜になると暗い。暗くなった建物の外は、いきなり底冷えがした。急に春のような陽気にな…

ハッピーバレンタイン

朝から学校。図書室の検索端末のところに、只今ソウルから調査来日中のエレガントな青年がいた。しかも、チョコレートをくれた。わたしのために毎日持ち歩いていた由。世のお嬢さん方からチョコレートをもらってうれしい、おじさんの気持ち。 夕方、御徒町か…

聖橋の本屋

春の陽気なので、スーツの上に軽いコートを着て出かける。春節の里帰りから戻ってきた友だちと学校でごはんを食べ、駿河台にゆく。時間が半端にあいたので、歩いてゆくことにした。 用事を済ませて辞去すると、まだ外は充分に明るくて暖かい。電車に乗るのが…

報告

慶應義塾大学でやっていた、勉強の集まりの最後。最後なのでわたしも用事を仰せつかった。お借りしていた資料の調査結果について。懇親会も出て、夜11時ごろ帰る。他流試合はこれにて一旦休みにして、今年は身の回りをかためる方針。 堀井憲一郎『青い空、…

ガバチョ目

ねこの目は一般にギンナン型をしている。うち(郊外の家)のねこは、色も翡翠のようなグリーンなので、よりギンナンに似ている。しかし、緊張するとまんがのような丸い目になる。さらに遊んでほしいときは、なぜか上の部分が直線になり、上目遣いの三白眼に…

網戸をはずす

南風が吹く。昨日学校でみた沈丁花は、もう赤と白のつぼみをたくさんつけていた。「大規模修繕工事」に備えて、家中の網戸をはずす。

池之端の正しい蕎麦屋、その他

学校に本をとりに行った帰り、上野で開催中の「アーツアンドクラフト展」に行くことにした。途中、池之端の蕎麦屋に寄る。不忍通り沿い、鴎外荘に向かってゆく坂の入口あたりにその蕎麦屋はある。今まで何度もみたが、食事どきに通ることもなく、入っていな…

春立つ

泡坂妻夫の訃報をきく。 郊外の主がファンである。わたしはあまり推理小説をよまないが、この方は着物に紋を入れる職人でもあり、紋の仕事のときには落語をききながらする、と随筆にある。その随筆には、桂三木助が高座着を白い抜紋でなくて、ごくごく薄い鼠…

世界に一つだけの

駅につながるスーパーは、語りかけのPOPを方針としている。とくに野菜売場は、「天ぷらにいかがですか?」「煮物にいかがですか?」というような札がたくさんぶら下がっている。しかし、それらはどうも何か一つ変である上に、すべてきいていたら、献立に…