東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

池之端の正しい蕎麦屋、その他

brary2009-02-06

学校に本をとりに行った帰り、上野で開催中の「アーツアンドクラフト展」に行くことにした。途中、池之端蕎麦屋に寄る。不忍通り沿い、鴎外荘に向かってゆく坂の入口あたりにその蕎麦屋はある。今まで何度もみたが、食事どきに通ることもなく、入っていない。今日は呼ばれた気がするので入ったところ、わたしの考える「東京の正しい蕎麦屋」として申し分なかった。注文はおろしそばにした。

○あるなしで判断する、東京の正しい蕎麦屋(そばは更科)
〈ある〉テレビ、ビール、出前、活気、清潔感
〈ない〉オリジナル変わりそば


「アーツアンドクラフト展」は普通の展覧会であった。特に面白いということもなく、かといって期待はずれでもない。しかし、日本の民芸運動の展覧会で作られた家を、大阪の実業家加賀正太郎が買ったのが再現されていた。したがって、再現を構成する家具や道具類は、大山崎美術館の所蔵である。


わたしは「大山崎」のことを最近紙魚子さんのブログを拝見して知り、そこで現在催されている、山口晃の展覧会に行く算段をしている。算段はまだつかないが、そこに常設展示されている品が、山口晃の展覧会中のために東京に出張しているならば、ちょっと愉快である。


「アーツアンドクラフト展」の会場で、子どもの絵雑誌展についてのポスターもみた。展示は、目と鼻の先にある国立子ども図書館で行われている。9月からしているのに、来週で終わる。迷わず行くと、重要な情報が展示されていた。入場料を払った「アーツアンドクラフト展」より個人的な収穫は大きかったが、「アーツアンドクラフト展」に行かなければ見過ごしたのだから、「アーツアンドクラフト展」には感謝しなければならない。


上野の山から線路の上を渡れば、心ひかれるちいさな町がある。しかし勉強しなければならないので、広小路の酒悦で沢庵を買って帰る。清水寺は初午であった。

本文一部修正しました。09/02/23