東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

2007-01-01から1年間の記事一覧

よいお年を

特別な支度はしないのだが、食べたいので八つ頭を買ってきて煮る。いろいろな材料を煮しめにしていたら、到底食べきれない。元旦の祝い肴は小さいものを買って済ますことにした。夜はざる蕎麦で仕舞いになる。 口を開けば、惜しんだり悲しんだり腹をたてたり…

今半、更地になる

国際通りを歩いていたら、目的地はそろそろなのに、何か様子が変である。距離感をうしなっている。うしなわれていたのは今半本店だった。更地になっていた。建て替えるのらしい。営業は隣でしている、ちょっとうっかりしている間になかった。 浅草今半は昭和…

年末雑感

昨日の午後は学校に行って、ひたすら友だちの文章を読んで構成を確認する作業をした。8時ごろまでかかるが、何人かとまともにディスカッションしながら物事をまとめる、ということを最近していなかったので、脳内がリフレッシュして楽しい。 みんなでベトナ…

昭和の灯り

午前中、今日でしまる図書室の資料をコピーしに行き、生協で本を1、2冊買って帰る。ポール・オースター『トゥルー・ストーリー』(新潮文庫)など。夜はTBSラジオが大沢悠里のDJで阿久悠特集をしていたのでまた聴いてしまうが、一緒に番組をしていた…

図書館のクリスマス

午後、学校の図書館で何冊か本を読む。今日の図書館はとてもすいていた。しかし、古くて天井の高い、やわらかい灯りの図書館で過ごすクリスマスはいいものだ。

きよしこの夜

昨日は郊外の主とともに、BS2で「仮名手本忠臣蔵」の七段目を堪能。二月に見て面白かった歌舞伎座の公演。テレビで歌舞伎を見ていられることは滅多にないのに、あまり気持ちのいい芝居なのでまた見入ってしまった。吉右衛門の由良之助、仁左衛門の平右衛…

しみじみ(焼き豆腐の場合)

「きょうの料理」が辰巳芳子の正月料理とあったので見た。煮しめの回で、彩りは人参ぐらいしかないのに(桜の型で抜いたりもしない)、それはもう旨そうにみえる。 煮るのはあくの強いグループとあっさりグループ各4種。前者は椎茸、鶏団子、ごぼう、蒟蒻、後…

12月の日比谷公園

昨日の風景その2。

日比谷、マイ・ディア

午後日比谷公園を歩く。今年は丸の内のなんとか(名前を忘れたが、イルミネーションの催し)をしない代わりに、日比谷公園に光のクリスマスツリーその他をするらしい。今日からはじまるので、準備の人がたくさんいる。ツリーは噴水の上に設置されていて、何…

フィンランドのパン

東急本店の地下にある紀ノ国屋でパンを買う。紀ノ国屋は高級スーパーだが、パンや瓶詰め、乾物類は、大変品物がいいのにリーズナブルな価格のものが多い。切干大根(200円)などは実に上等。イギリスパンを買ったあと、ちいさなクリスマスプディングがあ…

イイノホールにいらっしゃい

にっかん飛切落語会三夜連続スペシャル、第一夜。 イイノホール閉館につき、にっかん飛切落語会も34年目にして一旦終了。猫の〜をどうするか思案中なので、こちらにとりあえずメモ。○桂三歩 ○掛取り 桂小米朝 ○唖の釣 柳家花緑 ○池田大助(大岡政談)林家…

諸行無常

○元阪神タイガースヘッドコーチ、島野育夫氏告別式。タイガースの選手はユニフォーム姿で参列の由。記憶の中でタイガースに選手として在籍した島野は「代走島野、背番号8」であり、好きだった。 ○朋友と昼食。朋友は構内の病院に勤務しているので、病院の中…

白樺派カレー

週末、白樺派カレーというものを食べる機会があった。 柳宗悦夫人柳兼子が90年前に作成したレシピを再現して、町の名物にしようという考えである。食材は地元のものを使用している。マイルドでさらさらしたチキンカレーで、隠し味に味噌を入れるよう指南し…

しゃべれども、しゃべれども

快晴。歳末であり、明日来客のためやや大げさに掃除。午後買物。 佐藤多佳子『しゃべれども、しゃべれども』(新潮文庫)読了。10年前に出ている。ちょっと前に映画にもなっている。こういうものなら早く読めばよかった。ひとつひとつ賛成だが、ひとつ間違…

ふろく展

朝学校にゆき、10時に用が済んだので弥生美術館「ふろくのミリョク」展をみる。昭和初期の幼年雑誌付録と前史については調べる範疇なのに、展覧会のことを知らなかった。24日までなのでぎりぎりセーフ。 一階は少年誌、幼年誌を中心にした戦前のもの、二…

はてな?

今ごろになって「ALWAYS三丁目の夕日」をみたが、普通の心温まる映画ではないのか?原作の毒がない(というより原作の存在は忘れられているが)のはよくあることだし、何が大論争だったのかしら。CG?

師走の人形町

用足しをするのに、自転車で人形町にゆく。川伝いにゆくと、水天宮までとても早くいけることを先日発見したので、人形町はより身近になった。 水天宮に入ると、既に街は謹賀新年の提灯で飾られている。ニッキの匂いのする壽屋で黄金芋、三原堂で塩せんべいを…

ジャパン

開戦記念日。終日、学校で仕事をしていたら9時ごろになる。郊外の家には行かずに帰る。夜、NHKで野球日本代表アジア予選の番組をみる。内容はよかったが、スポーツチームを「○○ジャパン」と呼ぶのはもういい加減にやめてもらいたい。

ベトナムカレー

打ち合わせのため学校にゆき、遅い昼食(ベトナムのカレー)ののち、夜まで図書館で過ごす。ベトナムカレーは家の近所でも食べたことがあるが、具が同じ(チキン、じゃがいも、にんじん。いずれもかなり大ぶり)だった。しかしベトナムで食べたことはない。…

ダイロン・カラーセンター

染めたいものがあって、ダイロンで何とかなるかどうか調べた。過去、ダイロンで成功したためしはないので(ダイロンのせいではなく、わたしのせいだ)思案していたところ、渋谷の、毎週行く方面に直営店のようなもの(ダイロン・カラーセンター)があることを…

復活の12月

学校にゆく。半分は午前中の授業、半分は木々を見たさ。 午後はデパートで用事をして帰り、家を片付ける。ここ数週間、人格が破綻しかけていた。本来片付けは得意なのに、片づけができない人の地点に入りかけていた。危険だったので、三日の助走期間を経て今…

枯葉

年末になる前に銀行の用事をいろいろして、昼から学校にゆく。学校の木々はすっかり色づいているが、銀杏は本格になる前に散り始めているような気がする。昨日の雨のせいかもしれない。しかし、門の前にいる守衛さんは、満開(といっていいのか)の大銀杏の…

上原まで何マイル

郊外の家との往復で、戸田学編『六世笑福亭松鶴はなし』(岩波書店)を読む。元になるテキストが少ないのに、鶴瓶のとてもよい聴きとりや、いろいろなときの口上が文字化されていい本になっている。この本は、学校の図書館でぶらぶらしていて、留学生用の「…

紫紺泣く

テレビで早明ラグビー観戦。新聞によれば、双方とも本城、砂村以来の一年生スタンドオフということなので久々にみた。早稲田が圧倒的に巧い。家訓により、ラグビーは明治を応援することになっているが、歴史的大敗。 夜は野球をみる。ロングリリーフの岩瀬ピ…

荒地の恋について

またぞろ本を借り始めている。 あちらこちらの図書館から、予約本来ましたのメールも来る。今日も来たので、行きがけに借りてそのまま読む。ねじめ正一『荒地の恋』文藝春秋。行きの電車と予防接種の待ち時間で半分ぐらい読んだので、そのままコーヒーをのみ…

愛だろ、愛

松島栄一著『忠臣蔵』(岩波新書)は名著の誉れが高いとされている。郊外の家に刊行時の青版(1964年、スピンつき)があったのでときどき読んでいる。松島氏は当時東京大学の史料編纂所に勤務しており、その史料考証について定評がある。 その点について…

マンガ夜話

BSマンガ夜話3年ぶりに復活。今回三話。初回、もうデブでない岡田斗司夫をみた。http://www.nhk.or.jp/manga/ 学校に行くと、今日担当する人がインフルエンザのため休講の由。金曜日に予定される予防接種はいかなる事由でも変更は認められないのだが、も…

散髪

ここ3、4年通っていた郊外の美容院が負担になって、新たな美容室を探している。 郊外の駅周辺では、異常としか言いようのない美容院戦争が展開していて、わたしの行っていた店も、徐々にもぎすぎすしたものが現われた。担当の人は同世代だが、会話(のネタ…

ブラウン・バッグ

この間、今年は一葉忌と重なっていた酉の市などにゆく。郊外の家にも熊手のお守りを買ってやる。しかし、どう考えても郊外の家に新たな金運が舞い込む可能性はない。午後、近くの図書館にこもって本をよみ、17時にあがる。近くの図書館の雑誌読み場はなか…

風ニモ負ケズ

午後、強風。 豊洲図書館に自転車をとめておいたら、隣の自転車が倒れかかっていた。隣の自転車は電動モーターと幼児用の椅子がついていて重たそうなのに、足一本で立つミヤタアルマックスはそれを受けて微動だにせず。 ミヤタアルマックスGは鍵をかけると…