東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

悲しい日

今日は学校から帰って図書館にゆく。小学生のようだ。しかし本当は、是が非でも末広亭に行かねばならなかったのである。現在17時14分。もう入れまい。痛恨。

ちりとてちん

そろそろ「ちりとてちん」について書いてもいい頃である。思えば放送開始からほぼひと月経過した。 一週目、あまり面白いので浮き足立ったが、まだ子役(よかった)で、米倉斉加年は土曜日に死ぬ。大人になって、ぜんぜん悪くないが、未だ故郷小浜にいる。小…

柿の木

ちょっとした読むものとか、聴くものとかがたまっているので少しかたづける。 中央公論アダージョ(夏目漱石と本郷)、東京かわら版、コラムの花道(大槻ケンヂ、みうらじゅん)、料理の記事など。 本は読まないでいるのがどんどんふえる。 しかしBS?では…

粘りがかんじん

すべきことをしに、三崎町にゆく。昨夜は250部のコピーに一枚追加するため、全部のホチキスを丁寧にとってまたとめる、ということをした。物事は、一度考えたことでいいかと思えばそうでもないことにある日気づき、全部がだめのような気がする。しかしも…

ポッドキャストの落語について

毎日スライドを作ったり、キンコーズに行ったりしているだけなのだが、今日は250部のホチキス止めをした。単純作業の友はポッドキャスティングである。ポッドキャストはTBSラジオが圧倒的によいが、i-Tuneをみると、落語のコンテンツも増えている。先…

SF創成期

ETV特集「日本SFの五十年」を興味深くみる。何でもそうだが、草創期には才能が集結する。オリジナリティとはおそらくそういうものだ。『SFマガジン』の第一回入選四人には小松左京、眉村卓、豊田有恒がおり、第二回には筒井康隆、半村良がいたという…

ハンドバッグ

秋晴れ。郊外の家で、ハンドバッグの虫干しを行う。近年は万民が大荷物傾向、カジュアル化傾向にあり、ハンドバッグというものはすっかり廃れている。 その上郊外の主はロマン主義であり(反動でわたしは機能主義となった)、実用的なバッグは使い倒して処分…

左様?

バスに乗って、小岩まで本を読みにゆく。 バスの隣にはシニアの婦人が3人いて、私のすぐ隣にいる人は最近都内にできたショッピングセンターをほぼ制覇していることがわかった。先日はマロニエゲートに行ったらしい。その隣にいる人は、99円ショップは本当…

米は本よりも強し

また渋谷方面にゆく。渋谷は出生地ながらなるべく行きたくないので避けているが、毎週行くことになったから、何かに利用したい。今日は利用しないで、夕方地下鉄でまっすぐ神保町に出る。 北沢の一階の特価本屋で資料入手。うっかり買いそびれていた『東京人…

運河の動向

先週の夜用足しに外に出ると、家の前にクレーンを積んだ船が停泊していた。黒々とした風景に突然川幅に比して巨大なものがあったので、水から湧き出た恐竜のようだ。翌日掲示板が出ていて、橋梁の耐震工事を行う由。今日歯医者に行って、運河沿いの橋をすべ…

沈黙の教室

聴講だけしようと思っていたよその講義に出たら、学生は二人しかいない。遅れて入っていらした先生はほっそりして、眼鏡の奥からきらきらと瞳の光る、見るからにやさしそうな方。もうひとりの学生も、この授業とは関係ない専攻からきている。本当の専攻から…

終焉

阪神タイガース、無策にてクライマックスシリーズを終える。

百学連環

印刷博物館で、書協・雑協創立50周年記念の『百学連環』展をみる。古今東西の百科事典、博物図鑑を集めた展示。それぞれは貴重なものであって興味深いが、せっかくの展示なのでもう少し建設的な文脈があってもよいのではないか。西周の「百学連環」の自筆…

戦前の商売

新たな資料を発見したので京橋図書館にゆく。以前目撃したとおり、昭和40年以前の本は京橋での閲覧のみとなったが、京橋図書館はもうすぐ改築工事がはじまり、閲覧ができなくなるので急ぐ。今日みたのは、戦前戦後の商売に関するハウツー本7冊。コピー不…

駒場の向こう側

麻布の都立中央図書館にゆく。すこしまわり道をしたので、暗闇坂に出た。暗闇坂は今でも薄暗くて、江戸時代はさぞ暗闇であったと思われる。仙台坂の上にある先生のお宅(2005-4-28参照)はどなたもいらっしゃらないと思っていたが、今日、冬にはなかったよしず…

金原亭のポートレート

元は体育の日だった日。祝日をむやみに連休にしてつまらない。 午前中、夏学期にお世話になったよそのゼミの授業に行くと、意外にも歓迎していただけた。気をよくして、授業でつかうアメリカの本を探しに丸善までとばすがなかった。アマゾンで注文。 『談志…

永代橋

学業の説明会、研究室の仕事など。『en-taxi』の談春の連載はあらゆる続き物のなかで最も楽しみにしていたので残念。しかし草森伸一「永代橋のベーコン」はまだつづく。永代橋は隅田川界では最もポピュラーな橋のひとつだが、たもとに草森伸一が住んでいるこ…

キャバレー

明日が初日の松尾スズキ演出・ミュージカル「キャバレー」のバンドに竹馬の友が出演しており、ゲネプロに招待してくれたので青山劇場にゆく。最前列で見た「生」阿部サダヲは大変な歌唱力の持ち主であった。非常に存在感があり、「スタジオパークからこんに…

手のひらに和本を

『東京人』の特集が大江戸出版繁盛記なので買った。表のベンチで小沢昭一・中野三敏の対談を早速よむと、たちまちためになることが書いてあった。〇紙魚は糊をなめる。紙を食べる虫の名は「古本死番虫」(の幼虫) 〇和綴じの糸は、紙を守るために切れるように…

でんでんむしのバス

昨日今日と郵便局にゆくが、新しいマークは垢抜けない。 しかし今日、新しいマークをつけた郵便局の配達車が、『談志絶倒昭和落語家伝』(大和書房)を届けてくれた。発売直後に書店で見て、あまりにすばらしい内容なので師匠のサインがあったらさらにすばら…

熱意の歯科者さん

区から歯科検診の案内が来ていたので、治療のことを考えて近所の評判のよい歯科をさがして予約す。阪神タイガースの選手(背番号5)と同じお名前であるところもひとつの決め手であった。 行ってみると、診察室は広々として歯科衛生士の方々は朗らかであり、…

震源地

翌日いきなり気温が10度も下がったので、前回の日記は「一時の気の迷い」のようなことになってしまった。気持ちがうろうろしたまま、毎年恒例の箱根にゆくと、ピンポイントで地震。不謹慎をおゆるしただきたいが、同行の先生は「嵐と地震を呼ぶ」ことでつ…