東京brary日乗

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2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

奥さん、七之助

職人が入っている間中、壁紙を貼るのに動かした家具や床を掃除して働く。「大奥さん」はずるけて一日寝たふりをしているから、「奥さん」と呼ばれながらハイハイと働く。明日昼までかかる由。 七之助のことで勘九郎が記者会見した。気の毒だが、なんだか可笑…

食器大移動

土産の奈良漬を持って郊外の家に行く。東大寺の門前で買った。後で知ったが、奈良漬を買うならそこなのだそうである。 明日から壁紙張り替えの工事があるので、階段を二十往復ぐらいして、食器棚の食器を二階に運ぶ。普段使わない食器は大分汚れているから、…

流しの雑貨屋

田町。来週入学試験があるので、教室に貼る番号札をつくる。 夕刊に角田光代が「謎の物売り」について書いているが、先週私も市ヶ谷堀のブランコのあるところで遭遇した。スタイリストバッグのようなものを担いだ、雑貨屋と名乗る女の人が寄ってきて、電卓と…

花へんろ

田町の仕事。帰宅後、留守録の「花へんろ」をみる。本放送を面白く見ていたが、今もって見ればなお凄い。出演者は桃井かおり、河原崎長一郎、下條正巳、沢村貞子、中条静夫、藤村志保、加藤治子、小林亜星、佐藤友美、殿山泰司、イッセー尾形。イッセー尾形…

校長先生の葉書

午前中は掃除をし、床にワックスもかける(拭くだけ)。午後は学会。早く帰るつもりが、六時近くになる。 留守中に、とある小学校の校長先生から葉書が来ている。前回郊外の家から帰るとき、小学生の団体と乗り合わせた。社会科見学のようである。始発ですい…

レトロ大阪

久々に大阪を歩くことになったので、難波に出る。昼食を摂るのに心斎橋をうろうろすると、創業昭和9年という小さな洋食屋(正確には洋風料理とある)をみつけたので入る。洋風弁当(オムレツともう一品〜エビフライ、ハンバーグ、ポークチョップ、ロースト…

奈良散策

奈良に行く。まず東大寺大仏殿に入るが、気がつくと日本語が聞こえない。団体、大小グループといるのであるが、すべてハングルと中国語なのであった。大和のまほろばにいるのに、隣国を訪ねているような気持ちになる。 外国の観光客はあまりいろいろ訪ねない…

てっちり

午前中に出て京都で近鉄に乗り換え、生駒山の家に行く。遅い正月休み。生駒山と言っても広いので、大助花子の家はどこか訊いてみたがわからなかった。夜は日本橋でてっちりを馳走になる。白子の蒲焼は東京では食べたことがない。一緒にいた義兄によれば、大…

雪の日曜

昼過ぎから聞書きに出かける。銀座のビルの谷間にある小さなお住いでお話を伺う。洋裁をなさっていた方で、つつましいお暮らしぶり、八十のご高齢にもかかわらず美しい。てきぱきと品のよい東京弁。同行は、フルタイムの仕事で委員会には出られない三十代の…

DVDの不便について

昨日の夕刊に、西垣通氏がパソコンの不便な点について書いている。DVDについて、全く同じことを考えていた。ハードディスクを使えば、テープを慌てて用意しなくてもいいことだけがメリットで、あとは頗る不便である。買ったのは、テレビとビデオがほぼ同…

喫茶店の名前

すこし古い喫茶店で、片仮名に漢字を充てているのがある。すこしの古さは、たとえば入口が茶色のガラス扉になっているような古さである。「来夢来人」などは度々お目にかかった。学会に行く道には「亭羅巣」という店があって、いつもつい読む。頭の中で漢字…

パン屋の話

昨日は予想外の行動により、すべきことの大半をした。朝図書館に寄って、読みかけの本を読了して返す。ついでに「図書」をよむ。堀江敏幸のエッセイがとてもよい。10時半から市ヶ谷で会計士と学会の経理について打ち合わせ。もうほとんど管理全般のしくみ…

文京堂

本郷税務署経由で学会に行く。本郷税務署は春日から西片の中仙道沿いに移った。近くに住んだことがあるが、この道には行かなかった。とても感じのいい道なので惜しく思う。今日は早めに切り上げて帰る。途中、文京堂に寄る。かつて時間調整のために二、三度…

アクアブルー、鍋

郊外の家から本郷に直行、一日仕事。早く終わらせて勉強したいので、家に持ち帰る。 話題になっているアサヒの「アクアブルー」を買ってみる。焼酎が苦手で発泡酒をのまないが、これは喉が渇いたときはいいかもしれない。ごく小さな鍋を探していたが、カタロ…

1995年

1995年1月17日も月曜日だった。その日から一週間、静岡県内に合宿して集中的に仕事をまとめることになっていた。合宿所のテレビは、地震の翌朝から画面が映らなくなり、毎日休憩時間に、音だけで事態の大きさを聴いた。だから、今改めて発生当時の映…

郄木盆栽美術館

市ヶ谷の駅前に「郄木盆栽美術館」というものがあって、なにかな?といつも思ったが、市ヶ谷を出る頃には忘れるので調べなかった。明光商会の会長が盆栽好きで建てたことが今日わかった。ただし今は「盆栽を休めるため」に休館中であるとのこと。 『噂の真相…

小正月

重装備をして出かけたのに、雪は降らなかった。降るなら週末に降ってもらいたい。でないと、郊外の家では雪かきができないからである。 田町の仕事は3月で契約が切れる。今日上長に更新できない旨伝えると「えええっっ」とのけぞられた。ありがたいことでは…

ジョッパーズ

今はもうない近所の洋服やに行くと、ズボンが全部土方のようなジョッパーズになっていて、「今年は全部こういうのなの?」と訊いている夢を見た。パジャマを着られず、裾がずり上がってくる寝巻状のものを着て寝ているせいであると思われる。ずりあがってく…

じんじんの仁

仕事はすこし目処がつく。早めに帰って各所に業務連絡。溜めた家事をしながら、ファミリー劇場で留守録した「じんじんの仁」をみる。青森出身の若者が柳家小さんに弟子入りする成長物語。小さんが実名で登場する。制作は「東京12チャンネル」、ホームドラ…

一月ももう半ば

学会の仕事。午前中は会計士と打ち合わせ。このオフィスは環境は最高なのに、なぜか仕事がはかどらない。書類もよくなくなる。頼まれ仕事が急に増えた。編纂委員会も軌道に乗ってきたし、春には学校も始まる。時間があまりない。 「戦争が遺したもの」読了。…

納豆ごはん専門店

正午帰宅。編纂委員会の例会に出たあと、議事録をまとめてメールで送る。正月の残り物がたくさんあるので、郊外の家でも自宅でもしばらく買物に行かない。みかんもたくさんある。袋で買うとすぐなくなってしまうのに、箱で買うといつまでもあるのはなぜか。 …

ライブの不思議

昨日「日曜喫茶室」に出た小沢昭一が、昔の落語の音源はスタジオ録音より中継のものが断然いいと言っていた。私もそう思っていた。志ん生が面白いのは中継が多いからではないか。正月のMXテレビで立川談志が「短命」をやって、いいけれども何か違うな、客…

全景

芙蓉書房は、養老の滝チェーンの焼き鳥屋になるそうだ。建物はそのままで。

美人で独身

田町初出勤。昨日一緒に志の輔を聞いた友人は、所持金1000円未満だった。彼女の生きがいである甥の成人祝をおろすのに気をとられ、自分のお金がなかった。砂場で蕎麦を食べる段になって明かす。帰る途中、銀座のみずほが開いているのを発見。24時間営…

初詣

朝一番で根津神社にお参りする。神社の坂上に4年ほど暮らしたので、以来毎年4日に詣でることにしているが、今年は帯状疱疹だったので遅れた。ちいさな破魔矢の御守を買う。異人坂近くの謎の裏道の角に、いかにも学生寮という感じの東大の寮があって、物干…

仕事初め

朝、飯田橋で用事を済ませたあと学会事務局で働き、夕方帰宅。昨日は編みなおしセーターをほどいて、縮れを伸ばすのに5時間かかった。すこし前までの女は一日中こんなことをして働いていた。今の世において、手仕事に安寧を得るのは逆説的でもある。 編物を…

芙蓉書房

郵便局でかわら版の年間購読料を振り込み、芙蓉書房に行く。いわゆる「町の本屋さん」だが、気風のいい美人の女主人がいて、なじみ客の顔を全部知っているし、行くとかならず一声掛けられる。だから雑誌は足を伸ばして買いに行っていた。今週いっぱいで閉店…

医者めぐり

11時帰宅。医者に行こうと探すが、かかりつけを初め近隣全滅。診療日と自分の都合を考えると金曜日まで行けないことがわかる。一週間放置したのでもはやいいかとも思うが、インターネットでみると「長引くことがあるのでなるべく早く医師へ」とあるから、…

のんびりすごす

男子がいなくなり(いたのは正味一日だが)、早くも女正月の様相を呈す。テープとラジオを聴きながら、編み直そうと考えているセーターの図面を作る。親はバテたが午後ねことぐっすり寝てすこし復活した。みなのんびりし、ねこにもようやく平和が訪れる。帯…

ラジオデイズ

兄および甥姪が来る。ウエスト部位さらし姿のため、正月というのに変なフリースのだらんとしたワンピースをセーターに重ね着して過ごす。魔法使いのようだ。 しかし昨夜は目覚ましを二回かけて、NHK第一放送の演芸特選を録音した。三日ある。「話の泉」も…