東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

喫茶店の名前

すこし古い喫茶店で、片仮名に漢字を充てているのがある。すこしの古さは、たとえば入口が茶色のガラス扉になっているような古さである。「来夢来人」などは度々お目にかかった。学会に行く道には「亭羅巣」という店があって、いつもつい読む。頭の中で漢字が片仮名になおったときは、あまり難しくないパズルを解いたときのような、ほっとしながらもつまらないような心持ちがする。読めば通り過ぎた感じである。
しかし、津久戸町の「珈瑠で」は毎回意味がわからない。コーヒーの雰囲気は出ているが、「で」がわからないし、「かるで」が何を指しているのかもわからない。だから読めてもすっきりしない。