文京堂

本郷税務署経由で学会に行く。本郷税務署は春日から西片の中仙道沿いに移った。近くに住んだことがあるが、この道には行かなかった。とても感じのいい道なので惜しく思う。今日は早めに切り上げて帰る。途中、文京堂に寄る。かつて時間調整のために二、三度のぞいた。十坪ほどの店で、書籍は少ないが、全部注文で揃えた既刊文庫で考えのある棚を作っている。雑誌が売れないと経営は楽ではないと思うが、考えて並べてある本なのでつい手が伸びる。

○紀田順一郎「東京の下層社会」ちくま学芸文庫
○小関智弘「春は鉄までが匂った」ちくま文庫
○村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」新潮文庫
を手にしてレジに行くと、奥さんがとても嬉しそうな顔をした。小関さんの本は春に出たのを知っていたが、ここで買った。私も嬉しい。

帰ってさまざまな用事をまじめに遂行する。