東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

ポッドキャストの落語について

毎日スライドを作ったり、キンコーズに行ったりしているだけなのだが、今日は250部のホチキス止めをした。単純作業の友はポッドキャスティングである。ポッドキャストはTBSラジオが圧倒的によいが、i-Tuneをみると、落語のコンテンツも増えている。先日は、にふ亭(ニフティ)で一之輔があったので聴いてみたところ、五分で断念。
一之輔が悪いわけではない。音質に問題があるわけでもない。「観客」の笑い声が入っていて、これがどう考えても「入れた音」にしか聴こえない。会場録音なのかもしれないが、内輪の人を集めたような笑い声で、「落語を聴いて思わず笑う」というふうになっていなくて、「ひとこと言うたびにわざわざ笑っている」ので興がさめた。


会場録音のテープやCDはいくらもあるが、それは会場の緊張感とか楽しさとか、客の反応とのやりとりの中で生まれてくる演者の高揚感とかが伝わってくるところに価値がある。笑えば臨場感が出るというものではない。
フジテレビ(ポッドキャストで音配信)の落語もよくない。これは主に司会者のせいである。アシスタントの女子アナウンサーを「○子ちゃん」と呼んだり、落語通なのを表に出すのが愉快でない。全体に、はやりのコンテンツを多角的に展開しよう、というふうなものも感じられる。有料のはまだ試してないけど。