東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

熱意の歯科者さん

区から歯科検診の案内が来ていたので、治療のことを考えて近所の評判のよい歯科をさがして予約す。阪神タイガースの選手(背番号5)と同じお名前であるところもひとつの決め手であった。
行ってみると、診察室は広々として歯科衛生士の方々は朗らかであり、先生は実に礼儀正しい熱血漢であった。声が(は)渡部篤郎のように甘い。フロスを使っているのでほめられた。虫歯はなかったが、歯周病の可能性について、パネルを使いながら実に詳しく説明してくださる。歯周病の説明は、歯垢と歯石の違いから入る。


先生のお話
歯垢も歯石も、残滓ではなくて細菌のかたまり。歯石は固まったもの。
○放っておくと、歯を支えている骨が溶ける。
○歯周ポケットは3ミリまで。それ以上深いと危ない。目盛のついた針金ではかる(針金もみせてくれた)。同じ口でも、歯によって進行が違うことは多い。
○先生の考える歯周病の問題点は、外見だけでは歯周病とわからないことである(歯医者さんがみればわかる)。
○図の説明に、一箇所間違いがある。


完全予約制なのに、説明に熱心のあまり予定時間をやや超過した。すこしだけ歯石があったので、とってもらう日を予約して、ドラッグストアで「歯周ポケットを磨く唯一の歯ブラシ」である「デンターシステマ」を買って帰る。すすめられたわけではない。しかし印象からすると、先生にとって「デンターシステマ」は「ついに出たか!」というようなものであった。買ったのは自分のためだが、歯周病根絶に向ける先生の熱意全般に応えたい気持ちもどこかにある。


急に思い立って、歌舞伎座の夜の部をみにゆく。
♪猫の夜会ライブラリー舞台部更新しました。十月大歌舞伎