東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

荒地の恋について

またぞろ本を借り始めている。
あちらこちらの図書館から、予約本来ましたのメールも来る。今日も来たので、行きがけに借りてそのまま読む。ねじめ正一荒地の恋文藝春秋。行きの電車と予防接種の待ち時間で半分ぐらい読んだので、そのままコーヒーをのみながら読了。
田村隆一とその夫人(のひとり)、北村太郎の話。とくに、北村太郎の話。しかし、なぜこれを小説にして書く必要があるのかわからない。ねじめ正一のインタビューをみてもわからない。はるか昔に、『本の雑誌』で沢野ひとし谷川俊太郎のことを書いたときと、とてもよく似た気持ち。
中原中也とか谷崎潤一郎とかならばそうでもないのは、単に同時代性の問題か。帰りにポストに入れて返す。