東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

2007-01-01から1年間の記事一覧

越中島の男

古石場図書館にゆくため、東京海洋大学の通りを走っていると、ちょうど下校時間でたくさん小学生がいた。3年生ぐらいの男の子が数人たむろしているそばを通り抜けたとき、声変わりにまだ程遠い甲高い声が、「清水、一緒に行こうじゃないか」と言っているの…

とても早く日々はすぎる

目が覚めて四時半に起きる。午前中、ちょっとした検査をしてもらいに近所の医院にゆく。20分ですむ。 インフルエンザの申し込みは今日の午後もある。 保健センターのホームページ上で、350用意したワクチンは残り5という表示があった。なぜが行ってみ…

予防接種トライアル

郊外の家から学校に行って、インフルエンザの予防接種を申し込もうと思ったら、螺旋階段の4階まで人が並んでいた。 並んでいると遅れるので諦めて、午後並ぶつもりで忘れて帰宅。堀江敏幸『回送電車3』をよむ。

『近代ヤクザ肯定論』について

この本に感銘を受けたのは、ここに書かれているテーマが著者にとって最も大切な、どうしてもクリアしておかなければならない事柄であり、それを書くために非常な努力をしているからである。 普通、やくざは(美化されることはあっても)表向き肯定されない。…

不人気

さる方のご依頼により、ぜんぜん気の進まない集会で話をすることになっている。2007年秋5大イベントの最後。メールで参加者を募った途中経過について、関係者に知らせるのに、わざわざCCをつけて当方にもいただいたわけだが、「いつもより反応が鈍い…

陰暦カレンダー

今日は七五三。 2004年度に愛用した、旧暦歳時記カレンダーを買うかどうか思案している。旧暦で生活するすすめというようなものを知って、購入した。毎日いろいろなことが書いてあって楽しかったのだが、そもそもカレンダーをかけないところにきて、2年…

子規と漱石

郊外の情報によると、NHKが作っている「坂の上の雲」で、正岡子規を香川照之、夏目漱石を小沢征悦がやることになったらしい。子規はくどくどしくなく、明るくからりと演じてほしい。ぜひ宮藤官九郎を推挙したかった。 小沢征悦は嫌いではないが偉丈夫であ…

秋の曳船界隈

朝、キンコーズに頼んでおいたはがきをとりにゆく。2月の談志独演会(@中央会館)もとる。 あまりにいい天気なので、帰ってからサンドウィッチを作り、地図帳を眺めてどこに行くか考え、自転車を置いてまた出る。地下鉄を乗り換えて押上までゆき、ぶらぶら…

タイムリー!

毎日同じ話題で恐縮ですが、今日のコラムの花道が堀井憲一郎氏による「巨人の星新旧比較から考える野球のロマンとは」だったので。コラムの花道 http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/2007/11/118_ce2a.html

上方の国宝

学校でPR誌を一度に入手してから帰り、読みかけの本のノートをとってすごす。 BSの蔵出しエンターテイメントは桂米朝。司会の坂本九はこの夏御巣鷹山で他界した。一緒に出ていた桂枝雀もいない。ゲストの小沢昭一は健在。 前売りに並んだにっかん飛切落…

伴宙太の過失

家にいるときは、6時台に食事の支度をするのでテレビ(かラジオ)をつけるが、ナイターシーズンが終わってしまうと6時台のテレビは壊滅的につまらない。仕方がないのでスカパーを探して、「巨人の星」をみた。 今日の話(「雪玉のひみつ」)は、巨人入団が…

プラトン

大崎善生『聖の青春』(講談社文庫)と『プラトン』をよむ。プラトンというものが何かは全く知らず、一生知らないままゆくものと思っていた。 しかしBという人の考えを学ぶことになり、Bという人はいろいろな人の考えを考えて自分の考えをまとめたので、いろ…

イの字で話す

9時にイイノホールに行って一時間並び、暮れのにっかん飛切落語会チケットをとる。 にっかん飛切落語会は長年続いたホール落語会だが、イイノホールが閉まるので今年が最後となる。従って、三夜連続の特別興行をするのだった。 郊外の家で「夢で会いましょ…

サイレント・アニメーション

昨夜は悲しみを忘れるために、難解な文章を読むことにした。難解でもわかるようになった気がしたが、少し席を離れてまた読むと、だいぶたってから既に読んだ箇所だったことに気づくようなわかり方にすぎない。しかし悲しみは忘れた。 読んでいたものには、「…

悲しい日

今日は学校から帰って図書館にゆく。小学生のようだ。しかし本当は、是が非でも末広亭に行かねばならなかったのである。現在17時14分。もう入れまい。痛恨。

ちりとてちん

そろそろ「ちりとてちん」について書いてもいい頃である。思えば放送開始からほぼひと月経過した。 一週目、あまり面白いので浮き足立ったが、まだ子役(よかった)で、米倉斉加年は土曜日に死ぬ。大人になって、ぜんぜん悪くないが、未だ故郷小浜にいる。小…

柿の木

ちょっとした読むものとか、聴くものとかがたまっているので少しかたづける。 中央公論アダージョ(夏目漱石と本郷)、東京かわら版、コラムの花道(大槻ケンヂ、みうらじゅん)、料理の記事など。 本は読まないでいるのがどんどんふえる。 しかしBS?では…

粘りがかんじん

すべきことをしに、三崎町にゆく。昨夜は250部のコピーに一枚追加するため、全部のホチキスを丁寧にとってまたとめる、ということをした。物事は、一度考えたことでいいかと思えばそうでもないことにある日気づき、全部がだめのような気がする。しかしも…

ポッドキャストの落語について

毎日スライドを作ったり、キンコーズに行ったりしているだけなのだが、今日は250部のホチキス止めをした。単純作業の友はポッドキャスティングである。ポッドキャストはTBSラジオが圧倒的によいが、i-Tuneをみると、落語のコンテンツも増えている。先…

SF創成期

ETV特集「日本SFの五十年」を興味深くみる。何でもそうだが、草創期には才能が集結する。オリジナリティとはおそらくそういうものだ。『SFマガジン』の第一回入選四人には小松左京、眉村卓、豊田有恒がおり、第二回には筒井康隆、半村良がいたという…

ハンドバッグ

秋晴れ。郊外の家で、ハンドバッグの虫干しを行う。近年は万民が大荷物傾向、カジュアル化傾向にあり、ハンドバッグというものはすっかり廃れている。 その上郊外の主はロマン主義であり(反動でわたしは機能主義となった)、実用的なバッグは使い倒して処分…

左様?

バスに乗って、小岩まで本を読みにゆく。 バスの隣にはシニアの婦人が3人いて、私のすぐ隣にいる人は最近都内にできたショッピングセンターをほぼ制覇していることがわかった。先日はマロニエゲートに行ったらしい。その隣にいる人は、99円ショップは本当…

米は本よりも強し

また渋谷方面にゆく。渋谷は出生地ながらなるべく行きたくないので避けているが、毎週行くことになったから、何かに利用したい。今日は利用しないで、夕方地下鉄でまっすぐ神保町に出る。 北沢の一階の特価本屋で資料入手。うっかり買いそびれていた『東京人…

運河の動向

先週の夜用足しに外に出ると、家の前にクレーンを積んだ船が停泊していた。黒々とした風景に突然川幅に比して巨大なものがあったので、水から湧き出た恐竜のようだ。翌日掲示板が出ていて、橋梁の耐震工事を行う由。今日歯医者に行って、運河沿いの橋をすべ…

沈黙の教室

聴講だけしようと思っていたよその講義に出たら、学生は二人しかいない。遅れて入っていらした先生はほっそりして、眼鏡の奥からきらきらと瞳の光る、見るからにやさしそうな方。もうひとりの学生も、この授業とは関係ない専攻からきている。本当の専攻から…

終焉

阪神タイガース、無策にてクライマックスシリーズを終える。

百学連環

印刷博物館で、書協・雑協創立50周年記念の『百学連環』展をみる。古今東西の百科事典、博物図鑑を集めた展示。それぞれは貴重なものであって興味深いが、せっかくの展示なのでもう少し建設的な文脈があってもよいのではないか。西周の「百学連環」の自筆…

戦前の商売

新たな資料を発見したので京橋図書館にゆく。以前目撃したとおり、昭和40年以前の本は京橋での閲覧のみとなったが、京橋図書館はもうすぐ改築工事がはじまり、閲覧ができなくなるので急ぐ。今日みたのは、戦前戦後の商売に関するハウツー本7冊。コピー不…

駒場の向こう側

麻布の都立中央図書館にゆく。すこしまわり道をしたので、暗闇坂に出た。暗闇坂は今でも薄暗くて、江戸時代はさぞ暗闇であったと思われる。仙台坂の上にある先生のお宅(2005-4-28参照)はどなたもいらっしゃらないと思っていたが、今日、冬にはなかったよしず…

金原亭のポートレート

元は体育の日だった日。祝日をむやみに連休にしてつまらない。 午前中、夏学期にお世話になったよそのゼミの授業に行くと、意外にも歓迎していただけた。気をよくして、授業でつかうアメリカの本を探しに丸善までとばすがなかった。アマゾンで注文。 『談志…