東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

秋の曳船界隈

朝、キンコーズに頼んでおいたはがきをとりにゆく。2月の談志独演会(@中央会館)もとる。
あまりにいい天気なので、帰ってからサンドウィッチを作り、地図帳を眺めてどこに行くか考え、自転車を置いてまた出る。地下鉄を乗り換えて押上までゆき、ぶらぶら曳船方面に北上した。新東京タワーはどこにできるのかわからないが、駅前は造成している。造成していない側は映画館に行かなくても昭和のままだが、タワーができると何か変わるのかしら。


公園でサンドウィッチを食べる。
(しかしそれは京島においては大きな誤りで、本当は適当な蕎麦屋でカレー南蛮(推定680円)などを註文すべきであった。)
陽のあたるベンチがひとつ空いていたので包みを広げようとしていると、工事現場の交通整理の服装のおじさんが白いポリ袋をぶら下げて、残念そうにするのが見えた。わたしが最後のベンチに陣取ったために、おじさんはベンチに座れない。
隣に座っていただいて構わないが、おじさんは離れた入口からすぐ右折して、すべり台の脇で食事をした。おじさんの昼食は弁当ではなくてカップ麺なので、初期段階(持つと熱い)は食べにくそうである。


どう行っても曲がってしまうが同じところに着きそうな、とてもスナックがたくさんある小さな町を歩いて、スナック「からかさ」の前の小村井駅から念願の亀戸線に乗る。亀戸線のことを教えてくださったのは、Kai-Wai散策のmasaさんだが亀戸線はささやかで、風景を見るまでもなくすぐ次の駅についてしまうのが惜しい。亀戸から宮崎学『近代ヤクザ肯定論』(筑摩書房)を読みながら、家のそばまでバスで帰るとまだ一時半だった。歩くだけで何もしないから、時間が経たないのだった。自転車で東急ハンズにゆき、靴のかかと補修用品を入手して、図書館にもゆく。


鉄腕稲尾突然の訃報。
二年前の冬、今はもうない書店で最後に買ったのがこの本であった。

神様、仏様、稲尾様―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

神様、仏様、稲尾様―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)