2007-11-21 越中島の男 古石場図書館にゆくため、東京海洋大学の通りを走っていると、ちょうど下校時間でたくさん小学生がいた。3年生ぐらいの男の子が数人たむろしているそばを通り抜けたとき、声変わりにまだ程遠い甲高い声が、「清水、一緒に行こうじゃないか」と言っているのが聞こえた。 渋い。さすがは越中島の少年である。 そしてしばらく行くと、大きな格子の茶色いスーツに紺色のトレンチコートの大人の男がいて、全体的にわざと洒落のめしているような感じでもないのだが、中折れ帽を被っていた。越中島、侮りがたし。