枯葉
年末になる前に銀行の用事をいろいろして、昼から学校にゆく。学校の木々はすっかり色づいているが、銀杏は本格になる前に散り始めているような気がする。昨日の雨のせいかもしれない。しかし、門の前にいる守衛さんは、満開(といっていいのか)の大銀杏の下に立って大層誇らしげにみえる。歩いていると、つい繁みに誘われるので下降したら、銀杏を拾っている人と大きな猫がいた。猫は銀杏を拾わない。
午後遅くに図書館を出ると、欅の並木からはらはらと絶え間なく葉が舞っていた。直したばかりの道は枯葉に覆われていたが、先では丁寧に掃き集めていたので明日はもうない。今日、学校にはいつもより人が多い。みんな枯葉を見たり、その上を歩いたりしたい。