東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

ふろく展

朝学校にゆき、10時に用が済んだので弥生美術館「ふろくのミリョク」展をみる。昭和初期の幼年雑誌付録と前史については調べる範疇なのに、展覧会のことを知らなかった。24日までなのでぎりぎりセーフ。
一階は少年誌、幼年誌を中心にした戦前のもの、二階が戦後少女誌の付録である。一階は主に勉強的関心でみる。得るものが少なくなかった。二階は、追体験によってミーハーとしてみる。少年誌の付録の最盛期が戦時中であったのに対し、少女誌の付録の最盛期は昭和30〜40年代である。


○モード的なイラストの田村セツコは、思っていた以上の大変な売れっ子だった。まさに時代を風靡している。
○昭和44年『女学生の友』(小学館)別冊付録「小説加橋かつみ」(粉川宏作)というものがあって衝撃を受けた。わたしは(阪神ではない方の)タイガースでは彼(トッポ)のファンだった。
○紙の着せ替え人形は古くからあるが、平成のものは下着姿の人体に服を着せるのではなくて、首から下がトップスとボトムスで切込みを入れてあり、めくると「コーディネイトを楽しめる」というものに進化していた。かつて、糖尿病の人の献立を組み合わせる料理の本で同じ方式のがあった(売れた)。


弥生美術館の展覧会カタログは、このところ河出書房のムックとして出ている。今回もそうだが、内容は二階の展示が中心なので参考文献をみていたら、1995年にもふろく展が開かれているのを知り、美術館の人に頼んで一部しかないワープロ製のカタログを見せてもらうと、一階の重要なところはそのとき調べられていた。
実費でコピーをお願いして帰る。思わぬ収穫。

渋谷に出て夕方一旦帰宅。夜、気晴らし。気晴らしにつきあってくれた人のおかげで、日曜日の朝からしつこく抜けずにいた頭痛がようやくひいた。
阪神タイガースより、
○オフィシャルメンバーズ(プラチナ)カード
○プラチナ会員継続記念オリジナルパスケース(グローブ素材)
○会員特典エナメルバッグ
が届く。球児が来年メジャーに挑戦したいと言っている(涙)。