東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

春立つ

泡坂妻夫の訃報をきく。
郊外の主がファンである。わたしはあまり推理小説をよまないが、この方は着物に紋を入れる職人でもあり、紋の仕事のときには落語をききながらする、と随筆にある。その随筆には、桂三木助が高座着を白い抜紋でなくて、ごくごく薄い鼠で染めさせた話について書いてあった。

泡亭の一夜 (新潮文庫)

泡亭の一夜 (新潮文庫)