東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

秋、上野、エノケン

乗り換えの上野で(混んでいたが)マティス展をみる。大きな展覧会がたくさん催されていて、上野公園は秋満開ムード。穏やかな日和だったので帰るのはやめて歩き、不忍池売店ですでに「できている」焼きそばと水で昼食。内容は豊かといえないが、外のテラスで本を読みながらゆっくり食べるのはなかなか贅沢な気分である。働いている人には申し訳ない限りである。


続いて下町風俗資料館エノケンと浅草の笑い」展。ポスターやパンフレットが中心の簡単な展示だが、よく読むとこんなことがかいてある。


「あなたの心をお砂糖より甘いメロデーがくすぐる!」
昭和17年東宝映画「水滸伝」国際劇場チラシ)


「最後の伝令」の舞台中継も放映。往時の舞台を知る人は、映画ではあの面白さがみられないと言うので、すわと駆け寄ったが、戦後脱疽が出てからのものだったので、舞台狭しと駆け回る姿をみることはできませんでした。しかし榎本健一が使用した義足が展示されていた。

意識しているわけではないのに、このところ読んだ本、今読んでいる本、マティスエノケンカジノ・フォーリーは時代がシンクロしている。ふしぎ。


♪猫の夜会ライブラリー マティス
http://library.cocolog-nifty.com/night_clowder/2004/11/post_2.html