東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

ばらちらし

郊外の家に来る。年賀状の図案を考えようと思ってスタンプ一式の入った缶とはがきを持ってきたが、結局全部プリントゴッコにすることにする。重い缶を持ってきたのは無駄だった。しかも買っておいたインクジェット用のはがきは「プリントゴッコには不適」だった。取り替えてもらわなくてはならぬ。


今夜はちらし寿司でもとろうかと母が言うので買物は簡単にすませ、寿司屋に電話しようとしたところ、食べたいのはばらちらしだと言い出した。そんなものはこの辺の寿司屋にはない。再び同じスーパーに行って材料を仕入れる。つくづく無駄の多い一日。母はあはあは笑っている。誕生日なので、奮発して鯛、ホタテ、いくらなど入れてやる。


電気屋さんと朝日の販売店が花を持ってきた。こういう顧客サービスは私の住んでいるところにはない。古新聞を入れる袋もくれない。朝日には「風」というPR誌があって、玄有宗久氏の連載エッセイをたのしみにしているのだが、まだ私が読まないのに母は時々捨てる。


○そのエッセイにあった話
賄いをやる雲水(何という役かは忘れた)は、後片付けの水を流さず飲まなくてはならない。悲しいのはカレーの時で、極力少なく水を使うようにするが、カレー色の水を鍋いっぱい飲むのは本当に辛かった。