東京brary日乗

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千住三ノ輪散策

brary2005-03-27

昼、南千住へ。出先から三ノ輪まであるき、まず浄閑寺(投げ込み寺)で、GIのジープに轢かれた爆笑王歌笑の墓、吉原で死んだ人の墓を詣でる。常磐線のガードをくぐって日光街道を北上。目的の南千住図書館は、千住三河島一帯の守り神、素盛雄神社の隣にある。桃祭り中の神社にお参り。能舞台に、旧暦でお雛様が飾ってある。


南千住図書館はふるさと文化館を併設している。三田図書館のような古い建物をイメージしていたが、新しくて雑誌も多い。インターネットもできる。一階の文化館で企画展「あらかわと寄席」をみるが、予想を凌ぐ充実した内容。橘右近コレクションによる寄席ビラや速記本に見入る。ビラ字を書いた「ビラ辰」の墓が谷中にあるのは初めて知る。
昭和30年代まで千住や三河島、町屋にあった寄席や映画館の様子もみる。生活に根付いた娯楽場である。
○図録「あらかわと寄席」250円
○図録「消えた娯楽の殿堂 君は東京球場を知っているか」500円
○橘右橘デザインの一筆箋 180円×2
を購入してから、三階の図書館で二冊借りる(東京都図書館横断検索で調べた)。


旧東京球場のあったスポーツセンターの前、千間街道をしばらく行って路地をあるく。猫、自転車に空気を入れている人、バドミントンをしているこども。タオル屋、ニス屋、もつ材料屋、美容院、破風屋根の銭湯など点在。都電の踏切前荒川一中を左折したところ、三ノ輪の商店街は非常に賑わっており、安くて美味しそうなものがいっぱいある。いろいろ買いたいが持てないので、パン、花苗、芋羊羹(60円)を買って帰る。