東京brary日乗

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三河島の桜

brary2005-04-09

荒川図書館で借りた本を日暮里図書館で返すことにした。アメ横で靴と鞄を調べてから山手線で日暮里に出る。奏樂堂から桜木に抜けてもいいが、今日は花見で人が多いのでよす。それでも23区一と決めている谷中の桜をみた。谷中の桜は落ち着いて嬉しそうに思う。


とんがり屋根の出口に回って日暮里方面のロータリーに出ると、駅前の駄菓子横丁のあったところにガツンと新乗り物の柱が立っている。店が立て込んでいれば一画なのに、つぶしてしまえばこんなに狭い。図書館の住所は東日暮里だがいつまでも西日暮里で、前方に常磐線の線路もみえて不安に思うと、右手にとても行ってみたい通りが現れたのでつい行ってみれば、そこから東日暮里だった。番地も近い。


穏やかな商店街で、桜並木である。控えめながら見事に咲いているのに、もちろん花見をしている人はいない。図書館はその通りから10メートルぐらい入ったところにあった。本を返して、どこを歩くか考える。路地も、商店街も、その向こうに見えるバス通りも歩きたい。全部をちょっとずつ歩くと三河島駅に出た。三河島の駅の周りを歩くのははじめて。こんないい場所だったかと思う。三河島には有名な古本屋があるはずだが、荷物も多いので探さずに、駅前の小さな本屋をのぞいてみる。文春文庫の野坂昭如があったら買おうと思うが、一目みて新刊配本のなさそうな店であり、果たしてなかった。


郊外の家の二階を掃除し、防虫剤を取り替える。以前は最大四人分の衣類が収納されていたスペースはすべて一人に侵食されているので、戒めと毛布問題(大量で収納しきれない)解決のため、クローゼット仕様にした押入を半間空けて毛布を収納したりしてはたらく。