東京brary日乗

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御蔵前書房

brary2005-07-01

昨日、Kai-Wai散策さんで触れられていた御蔵前書房は、浅草に用事があるときしばしば通る。いつも、早く出てきて見なければいけないのだった、と反省し、いつも忘れる。よく考えると、蔵前は毎日通るので、今日帰りに降りた。従って、中に入るのは初めてである。場所柄、相撲と見当をつけると、果たしてバックナンバーが大量にある。


掘り出せそうな場所がほら穴のようにある。少年倶楽部文庫、旺文社文庫も散見される。しかし値づけは全般に堅い。店番はおばあさんである。手が真っ黒になり、しばらくいると痒いが、掘り出す。


大日本雄弁会講談社「落語全集 松」530円
宮尾しげを「旅に拾った話」中公文庫 320円
○橘蓮二「高座の七人」講談社文庫 320円


落語全集は、小さん、小せん、柳好、円蔵などの速記本で、昭和4年版の再版(昭和29年)。昭和4年の「先代小さん」は三代目と推定。中に、取次の補充短冊の、売上スリップをきったやつがはさまっていたので、必備常備の返品と考えられるのであった。または、それをしおりにした人がいたのであった。


今Kai-Wai散策さんに伺うと、御蔵前書房の写真をアップしていただいておりました。