東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

書初めと大家

朝から授業に出る。症状は回復傾向にある。午後の授業後、打ち合わせのため談話室に行くと、書初めがたくさん貼ってあった。すがすがしい感じである。道具があったので、私も二枚書いて貼った。中国の留学生の書いているものは、字も上手で内容が美しい。「天海一色」など。こころ洗われる。私の場合は、内容はほぼない。


夜、ゼミの打ち上げ兼新年会。ウーロン茶をのみながら、専ら隣にいたレバノンの人と話す。彼は私がかつて住んだアパートの近くに住んでいて、元大家の店(すし屋)を知っていたから盛り上がる。大家さんはものすごくいい人で、物干しが壊れたとき、チラシの裏
○買うべき物干しの図
○懇意な金物屋の地図
を描いてくれた(その物干しは寸法があわず断念)。毎月もっていく家賃は会社のATMからおろして常に新券だったので、「気持ちいいよねっ」と喜んでくれ、鍵を会社に忘れたときはアパート全員分の鍵がついた二十センチぐらいある木の札をそのまま貸してくれた。後日新聞記事で知ったが、おかみさんは若年性アルツハイマーであり、大家さんは店が終わると、おかみさんと子供用のピアノを弾いて遊ぶのだった。旧宅の名称は、すし屋の屋号がそのまま使われていたが、先日訪れると、アパートの入口にすしの宣伝が貼ってあった。