東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

佐竹町から

佐竹町から下谷稲荷を抜けまして、稲荷町から下谷の元小学校、岩倉高校の手前で上野のお山に上がれば寛永寺前は観光バスで花見の賑わい。上野桜木から池之端に下って谷中根津、東大農学部を通って追分白山、団子坂を途中で折れて駒込林町からめくら滅法不忍通りをめざせば見慣れた八木沢不動産の看板、あなうれしや古書ほうろうの真横に降りまして、これは大分くたびれた。


途中新刊書店にて二冊。
中島らも『寝ずの番』講談社文庫
北杜夫マンボウ阪神狂時代』新潮文庫


古書ほうろうにて百円均一二冊。
関川夏央『森に降る雨』文春文庫
佐倉統『遺伝子VSミーム廣済堂ライブラリー


『寝ずの番』は今日志の輔ラジオに津川雅彦が出て、志の輔絶賛のため。津川雅彦マキノ雅彦として『寝ずの番』を監督した。「読めば誰でもわかる」関西大物落語家の通夜の話。北杜夫はもう書けないが、過去の阪神関連エッセイを集めてあり、とくに(私が)無理やり関西のラジオを傍受(まだ高いビルがなくてよく入った)して熱狂的に応援していた70年代後半に北杜夫は躁病だったので、内容が充実している。
阪神開幕二連敗。