東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

背表紙

夕方、上方芸能テープ第二段用のCDが届いたので深川図書館に寄る。深川図書館は復元の建物だが、床も階段も木でしつらえてあるので、歩くと小気味良い音がする。蔵書もよいのにあまり混んでいない。CDと、本を三冊借りて帰る。


『本棚の歴史』という本を読み始めたが、背表紙はなぜ背表紙というかといえば、昔(中世)の図書館では綴じてある方を背にして収納していたからであった。何の本かわからないが、それは書架に書いてある。本の背には鎖がつながれているから位置は不動であり、読みたい人はその書架についている机で読むのであった。本に題名なんか書いてなかったので、個人の蔵書家で区別したい人は小口に模様を書いたり紐を通したりしたのであった。

本棚の歴史

本棚の歴史


追記。13日付毎日新聞夕刊の「談志・志の輔夢一夜」評。さすがは堀井憲一郎