東京brary日乗

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連続ラジオ小説 ふらふら

大滝秀治岸部一徳が出る金鳥のコマーシャル(「つまらん。お前の話はつまらん。」)が大好きだが、その連続ラジオ小説を紙魚子さんのブログで知ったのである。滅法面白い。
大滝秀治といえば、ラジオドラマの雄である。「日なたのキャラメルみたいにぐにゃぐにゃしたお前みたいな奴は!」などといった秀逸な台詞で、いかにも気の短い年寄りを楽しそうに演じている。第四回では一人二役で落語家(落語は下げだけだが明烏)もこなしこれまた絶妙。そして岸部の亡羊とした煮え切らない存在感と僅かな昂揚は、気だるい夏そのものである。
新聞にも連載しているが、微妙に内容が異なっているので両方楽しめるのだった。


金鳥 蚊に効くカトリス提供 連続ラジオ小説『ふらふら』
出演 大滝秀治 岸部一徳
http://www.kincho.co.jp/cm/radio_drama/furafura.html


○図書館に本を返して買物から戻ってくると、手紙が一通。同封記事の中に面白い文献があって調べると、図書館の書庫にある。再び図書館に行って借りる。すぐ礼状を書く。
神田山陽『桂馬の高跳び』光文社