携帯の怪談 こんぶ編

去年壊れた携帯をなんとなく充電してみた。待ち受けに、元気なこんぶがいる。使えないので電源を切ったが、ふと気付くと起動している。何度も同じことが起きる。

実は最近こんぶを追想するのが些か辛くなってきたので、写真立てだけにして、電子機器の壁紙や待ち受けを変えた。さらに郊外対策のため、来週仔猫をもらいに行くことにもなっている。

こんぶのいる古い携帯が勝手につくのは、忘れないでと言っているのかも知れず。現携帯の赤星はベンチに入ってもらい、カメラで撮った一番いい写真をスキャンしてノートの壁紙にした。