浅草の地下街、三の酉

三の酉なので、恒例鷲神社の酉の市に行く。
古い本を見ていたら、浅草地下街に重要な店があるのを発見したので、今もあるかどうか（多分ないが）確かめるためにわざわざ銀座線に乗ったのはいいが、地下街がない。浅草の地下街は、雷門の手前の古い出口に通じていて、異様な臭いがたちこめていたはずである。よくよく見ると、壁と思ったものは工事中の覆いであって、出口は閉鎖されていた。地下街はなくなっていたのであった。再開発なのであった。「模型」が置いてあるが、どうなるのかさっぱりわからない。

酉の市では、新たなお守り（言霊札？）と「三の酉特別配布」の火の用心のお守りが開発されていた。５、６年前は驚くほどさびれていたのに今年は全体に活気があって、景気がよさそうである。鳥居の近くには行列を整理するために毎年「おとりさま云々」という横断幕が上下張られるが、並んで待っている間、幕の隅に「ガス」「ガス屋」とマジックで書いてあるのを発見した。その幕は東京ガスの営業所の前に張ってある。ほかと間違えないように警察で書いて保管しているものと思われる。