東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

話の温泉

brary2007-05-13

熱海。計5名、ひとりは名古屋からの参加。熱海は一昔前に比べるとすこしずつ復活の兆し。昭和中期を色濃く残す町並みは、観光資産と考えてよい。宿泊先は元リゾートマンションとして建てられたとおぼしきコンドミニアムであったので、全体にゆったりした日程で、夕食は街にでてとる。みなパワー全開のため途切れることなく会話が続き、わたしはなぜかごはんを冷凍するためのタッパーを熱海のスーパーで買うことになるのであった。今日いった起雲閣のうち根津嘉一郎建築部分は、ステンドグラス、チューダー洋式、螺鈿、東洋趣味、寄木細工などあらゆる要素をひとつひとつの部分に楽しくはめこみながら、全体の調和のとれたきわめてユニークな建物。根津は大工救済と技術振興のためこれを命じた由。しかし誰がデザインしたのかはきいてもよくわからない。いつもはこういう場所にはひとりで来るので、空間の意味についてみんなと話すのは意外にたのしい。


夕方帰京し、懸案である階下の方(シヅエさん:仮名)との軽い食事を近くのカフェテリアで果たす。ここでもまたたくさんお話をして一緒に帰る。