東京brary日乗

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九段から本郷台地まで

brary2007-05-22

千代田図書館を偵察にゆく。千代田図書館については既にいろいろ報道されている。しかし率直なところ、私が千代田区民ならばがっかりである。今後改善する可能性があるので全部言わないが、本へのアクセスが悪いのが致命的。OPACは大変使いづらく(なぜかデータがきちんと出ない)、そもそも一台しか(気づいたところでは)ない。調べても配置図をみるのに廊下まで出ねばならず、棚にコードがふられていないから本が探せない。エレベーターがなかなか来ないから、10階まで行くのも億劫である。


いささか失望して飯田橋まで歩き、今ひとつの大なる目的であるラムラ芳信堂にゆく。昨日、建築家の玉井一匡さんがブログでご紹介なさっていた『新宿文化絵図』を入手するためであった。『新宿文化絵図』は新宿区が限定で作成したもので、冊子編と地図編に分かれている。地図編は地区ごとの分冊になっていて、トレーシングペーパー二枚に印刷された近代と江戸の地図が重ねられる。玉井さんもおっしゃるとおり、異様な安さである。店頭にないので尋ねたら、店長みずからカウンターの棚から一冊出して、詳しく説明してくださった。店長は面識のある方だがお気づきでないようなので、購入後にご挨拶をしたところ、たちまちいろいろ思い出してくださるのだった。


新宿文化絵図
重ね地図付き新宿まち歩きガイド
新宿区地域文化部文化国際課
[B4 判] 販売価:\1,260(税込) (本体価:\1,200)


学校までまたあるき、夕方の授業(なかなか面白い)に出て帰ると、タイガースは奇怪なユニフォーム(交流戦用)を着ていた。黒地に黄色のピンストライプ!三流の興行師がひっかけている上着さながら。