東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

図書館と老人の不思議

brary2008-03-24

現在いる町には、たくさんのライブラリがある。格調高い本館で、事前にお願いしておいたために閲覧カードをすぐ作ってもらえ(その場で写真を撮る。寝不足その他で指名手配のような出来)、本は何と貸し出してくれる。もうひとつ、離れた場所にある社会学の図書館(写真)にゆくと、ものすごくマイナーな感じで自分のホームライブラリにどことなく通ずるものがあった。2時間ぐらい読んで、コピーもする。
朝、初めて歩いて目にしたときは近寄りがたくても、一度使えば明らかに親しくなる。図書館とは、ふしぎな建物である。今回の旅は、半分は図書館の旅。


済んでから、外のベンチで本をめくっていたら、東洋人のおじいさんに声をかけられた。彼は中国人で、82歳になる。満州国民学校を出た。日本語はほとんどできないし、英語もできないが、しばらくいろいろな話をした。わたしは、ひとりでいるときおじいさんから話しかけられることが極めて多い。