東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

美しいスペース、美しいテキスト

生き返るような初夏の晴天。
ゼミのため学校に行き、帰ってから本棚の整理。本棚は工夫の結果、新たなスペースができたばかりか借りた本を置く場所すらできた。しかし問題があるのは本ではなく、異常に増える紙類。さまざまなレジュメ、自分が書いたものの反故、PR誌、落語会のチラシなど。日々郵便受に入ってくる紙類にも頭にきているが、自分が集めた紙類にも頭にきている。


見せしめのため、がらくたと共に、先日来力を入れて美しくした居間の床に運び、野球をみつつ仕分けをした。しかしこれ以上やると、本当は今しなければいけないことがさらに遅れるので、残りは後日。


昨日の夕刊に、千住明のエッセイが載っていて、「譜面」について書いてあった。ふめんではなく、ふづらとよむ。「譜面」が美しいスコアは、美しい音がすると書いている。テキストでも同じで、たとえば企画書のような書類をかくとき、美しいと内容がよい。この場合の美しさは、シンクタンクが作るような、一枚ずつにパワーポイントがのっているようなの(紙の無駄としか思えないのでだいきらい)ではなくて、テキストの配列が美しいものである。


文字が美しく並んでいると、その文章は大抵すてきである。たとえば、堀江敏幸が書くもののように。