東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

ゴスロリ

午後、日が傾いてきたころに支度をして家を出る。地下鉄でまっすぐ池袋に向かい、まずキンカ堂で洋裁の小物(糸、バイアステープ、ファスナーなど)を物色。キンカ堂は高校時代によく通った大きな生地屋で、一人住まいをしたときも一、二度来たが、手芸関係は思いっきり縮小されて、ただの安売り洋品店になっている。せっかく裁縫をする余裕ができて、向田邦子のように服を作るのもいいなあと思ったりしているのに、接客もよくなくて、かなしい気持ち。ユザワヤなんか大成功してるんだから、やりようがあるでしょうに。


ファスナーの長さを調整してもらうのを待つ間、レジの前で手芸本が並んでいるのを見ると、「ゴスロリ」という雑誌のバックナンバーが大量に陳列されていた。「ゴスロリ」ってご存じ?ゴシック・ロリータ。原宿にいる(原宿にしかいない)、タロット占い師みたいな謎のモノトーンレース調の女の子のファッションのことなのでした。彼女たちはそれで独自の小物や服を手作りしているらしい。


キンカ堂で思わず待たされて、ゆっくり回るつもりでいたジュンクの時間がなくなり、人文書を20分ぐらいみて、びっくりガードから西口のメトロポリタンへ。本日は要人X氏のセッティングにより、もう一名の紳士と会食である。よく知ってる人だけど。8時半に終わったので、もう一度走ってジュンクに戻り、目に止まった文庫本を背取屋のような素早さで二冊買う。

 ○吉本隆明「なぜ、猫とつきあうのか」(河出文庫
 ○いとうせいこう「ボタニカル・ライフ」(新潮文庫


一階レジで知人と遭遇。先方に連れがあったのでさよならして、9時半に帰宅。ジュンク堂には日を改めてゆっくり行かねばなるまい。新宿もまだみていない。新潮「波」来る。


メモ:星野仙一の「夢」がドラマ化。石橋貴明黒木瞳。うーむ、見たくないな。