東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

理系の図書館で人文書を借りる

田町むらさき書房にて、e-honで注文した本を受け取る。正岡容「東京恋慕帖」(ちくま文庫)、青木るえか「主婦でスミマセン」(角川文庫)。青木るえかは、「文庫本福袋」にてチェックの人。


学内の図書館にVBAのマニュアルを借りにいき、「文学」とある棚をみると不思議な内容である。理系の学校なので、人文系のものはごく僅か、五本ぐらいしかない。業務終了後、マニュアルを返しがてらじっくりみる。結論からいえば、限られた個人の本棚の集積である。十年おきぐらいに文学好きな学生(または教員)がいた。大江健三郎開高健アメリカのロストジェネレーションは無闇に揃っている。単発でレア本もあり、古書店にいるような眩暈を覚える。最近では女子に本好きがいるとみえ、江國香織須賀敦子など。あと、各時代のベストセラー(「ジョーズ」とか)。「電車男」があるのに驚く。公共図書館で半年待ちの本もある。
思わず、全く手垢のついていない本を三冊借りる。