東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

南砂町から清洲通アパートへ

二日ぶりに春らしい日。午前中、編纂委員会の事務局に行って借りているものを返し、その足で八重洲ブックセンターに行く。基礎の基礎本を購入。棚を眺めていると「知の洪水」に眩暈がしそうだが、どうせ初心者なのだから愚直になると決めた。


昼過ぎ帰るとまだ家人がいた。4月1日付で異動になるので昨日がラスト。今日明日は片付けの由。送り出してから、八重洲でチェックした本を調べた結果、一番近くて借りられるのが江東図書館だったので行く。電車も考えたが、南砂町まで結局自転車。江東図書館はかつて都立図書館だったそうで、今は江東区の中央図書館の役目を担っている。江東区が専門書もかなりフォローしているのは、こういうわけであった。


帰り、「東京人」で清洲通アパートの取り壊しのことが書いてあったのを思い出して回ってみると、何もかもなくなっていた。清洲通アパートメントは同潤会の中ではオープンで、公道をはさんでその一画が「町」になっていた。中心には小学校とその校庭から続く公園があって、住民がこどもを自然に見守るしくみであり、以前徒歩で訪れたとき、年の離れた子がみんなで遊んでいるのを透明人間になって見た。