東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

古い古本屋、おどろいた話

はなまるマーケット(昇太出演)をみてから家を出る。近所の図書館に寄って課題用の本を一冊借り、小石川の出版社で打ち合わせ。帰り、こんにゃくえんま隣の大亜堂書店(亜は本当は中が突き抜けない)をチェックする。大亜堂は正しい古本屋であった。本は古い。大亜堂自体も古い。貸本もやっている。店主は口を利かない。店内に猫が寝ている。
興津要『江戸小咄春夏秋冬』旺文社文庫 400円
堀江敏幸『いつか王子駅で』新潮社 300円
『いつか〜』は借りて読んだあと、買うつもりを忘れていた。帯つきの美本。


午後の授業で、宮崎義一という人が論じた、石油ショックのトイレットペーパー騒ぎの説明がある。出席している学生のほとんどは、石油ショック当時、生まれていないのである。軽いショックを受ける。朝借りた本(多田道太郎『複製のある社会』)が非常に面白いので、課題に関係なくどんどん読む。授業で一緒になった友だちが昨日同じ本を借りていたのにもすこし驚くが、今講義できいたばかりの話(宮崎義一のトイレットペーパーの話)がでてきたので、たいへん驚く。