東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

建築物の装飾について

都営大江戸線本郷三丁目駅で、男の人が三人がかかりで壁を掃除している。モップを使っているが、その壁は何メートルもないのにトタン屋根のように細かく波打っていて、非常に掃除がしにくそうである。大江戸線の駅は大体において凝ったデザインを標榜しているので、デザイナーは得意かもしれないが、掃除は大変なのである。以前上野の西洋美術館の前にある巨大なレリーフを、やはり三人の男の人が掃除しているのを目撃したが、巨大なのに雑巾で拭いていた。芸術作品だから、デッキブラシでごしごしこすったりしてはいけないのだった。


最近の建物はファサードなどにデコラティブなものがなくなってつまらないと思う気持ちもあり、どう考えたらよいか考えながらエスカレーターと階段を昇り(この階段は通るとセンサーが感知して、ゆっくり歩いていても「階段は走らないでください」と叱責する)、表に出てパンを買ったら財布を持っていなかった。