はんこや
立版古というものがある。立版古とは、一枚に刷ってあるものを切り抜いて貼り、組み立てる玩具である。中にろうそくをともしたりして遊んだ。
今日、大正時代の中流住宅の本をみようと思いたち、同じシリーズで買っておいた『立版古』も抜き出してみていて、(わたしにとって)重要な記述を発見。絵草紙屋のことを関西で「はんこ屋」というので不思議に思っていたのであるが、「はんこ」は「板行・版行」であった。立版古のはんこなのであった。巻末の座談会に出席している学芸員の方は、昨年授業を受けた先生なのでまた驚くのであった。
立版古 江戸・浪花 透視立体紙景色 (INAX BOOKLET)
- 作者: 肥田皓三,アン・ヘリング,西岡文彦,高橋克彦
- 出版社/メーカー: INAXo
- 発売日: 1993/06/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る