東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

昭和11年の猫

郊外の家でJ−comの番組表を吟味していたら、チャンネルNECOで『吾輩は猫である』(PCL映画、1936年、徳川夢声)とあったのでみた。『猫』は大抵主人公に漱石似の俳優が選ばれるが、この映画はそうでなくて、しかしいかにも胃が悪そうに苛々した苦沙弥先生(丸山定夫)なので面白く見る。ただし猫はあまり登場せず(タレント動物などいなかった)、しかも三毛。郁文館は由緒ある学校だが、この作品のためにさんざんである。

吾輩は猫である