東京brary日乗

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愚直について

郊外の家にゆき、オープン戦をみるが、ジャイアンツに完敗。オープン戦でよいチームが勝つと限らないが、パッとしない。下柳以外のピッチャーがあまりに頼りない。
『咬ませ犬』読了。文字通りの咬ませ犬であるボクサーの話と、中日のブルペンキャッチャーの話がハラに落ちる。ただ苦労人だからではなく、ふたりとも愚直だからである。自らの立場は理解しているが、悲哀はなく、ただ競技のことしか頭にない。愚直であり続けることはひとつの才能かと思われる。
著者もまた愚直の人であることは言を待たない。

咬ませ犬 (岩波現代文庫―社会)

咬ませ犬 (岩波現代文庫―社会)