東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

土佐文旦

brary2007-03-11

郊外の主が土佐の文旦(10キロいり)を頂戴した。鹿児島の文旦より小さいが、口に入れるとぱあっと爽やかな甘さがひろがり、大変に風味豊か。西森農園によると、昨夏は文旦には非常によくない気候であって、今年の文旦は貴重であることがわかったから、皮も捨てないでマーマレードにした。しかし三つで鍋一杯になるので、すべてをマーマレードにするのは無理である。
文旦の横にあるのは文旦を簡単に剥ける道具(ムッキー)。今まではさみなどで「難しかった」牛乳パックの解体もできる(原文要旨)。


文旦を刻みながらビデオで『アフリカの女王』を見る。ハンフリー・ボガード、キャサリン・ヘップバーン。第二次大戦中のアフリカにドイツが攻めてきたので、船乗りが牧師の妹を小船(アフリカの女王号)に乗せて逃げる。露骨な戦勝国映画ではあるが、ほぼ全編二人芝居であって、男の力と技術、女の恐るべき知恵と勇気によって奇跡の脱出が成る。ボギーはこの映画ではごく初期の三船敏郎のようである。
[rakuten:naniwa:10000071:detail]