迂回

朝、自転車で東陽町の竹中工務店まで「世界の住まいとまち絵本展」をみにゆく。心ならずも潮見まで迂回してしまった。展示スペースはごく小さいが、絵本の中には住まいと町についての豊かなメッセージを発見できるという要旨。
ビルの前で携帯電話で大声で話している人がいて、「何しろ大きい会社だから動きが悪くってさあ」と言っているので、その人が竹中工務店の人ならばよいが、そうでない場合「大きい会社」は（たとえそうでなくとも）竹中工務店のように周囲の人には聞こえる。周囲のほとんどは竹中工務店の人だから、不用意である。携帯電話は人を不用意にしがちである。
そのまま古石場図書館に寄って、過日三八つ広告で切抜いておいた本を借りる。古石場は小津安二郎ゆかりの地であるから、展示もあった。帰ってさっそくノートをとりながら読むと、重要な本であることを知って、すぐ生協に注文した。午後は勉強し、夕刻再度日比谷まで自転車で及ぶ。昨夜の反省により、夜の蝶のみなさんに迷惑をかけないよう新橋を迂回した。

メモ：自転車で行く場合、必ずとまってくれるのは倉庫街のトラックである。とまってくれないのは銀座のタクシーである。

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志らくのピン、白鳥・喬太郎、志らく独演会（途中）
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