大学堂

学校で仕事をしてから、夕方の待ち合わせまで半端に時間があるので、大学堂をのぞく。本をみていると、おかみさんがなじみの人と「今日は台風並み」の不入りであることについて話していた。私が手にしているのは、１００円と３００円の文庫本なので、もっと１０００円ぐらいの掘り出し物を買いたいが、手頃な本に会わないのでレジにもってゆく。それから店を出るまで４０分、おかみさんとわたしはさまざまな話をしてすごしたのであった。いま銀行に勤めている、大学堂の息子さんに会ってみたい。

○買った本
三遊亭円生『円生好色ばなし』朝日文庫
金子光晴『マレー蘭印紀行』中公文庫
評：『円生好色ばなし』には「包丁」「文違い」「紺屋高尾」「品川心中」などが載っているが、これを"好色ばなし"と名づけるのはいささか乱暴と思われる。