東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

白金マダム

昨日に続く快晴。さらに暖かい。
しかも思いがけず忙中閑ありとなったので、朝すこし勉強してから白金の東京都庭園美術館にて開催中の『建築の記憶 写真と建築の近現代』展を見にゆく。写真、建築、近現代と三拍子揃っていて、庭園美術館となれば行くのは必定。日本最初の建築写真は熊本城であった。最初なのに、ダイナミックな構図。島津斉彬が撮った鶴丸城銀板写真もあった。近代は皇族邸が中心。現代は著名建築家の作品が中心。
見たあと、ミュージアムショップなどが入る「別館」ができていたのに驚いてから、ぽかぽかと陽光降り注ぐ庭でうつくしい旧朝香宮邸をながめつつ、例によって持参の昼食(サンドイッチパーラーまつむらのパンで作ったサンドイッチ)をとる。


庭園美術館ではテレビ局が取材をしていたのだが、白金台の駅から美術館に向かう途中のスーパーで、農林水産省の人が「食品の期限表示」についてのチラシを配っていて、それもテレビが映していた。わたしの前でチラシをもらったのは、軽装だが明らかにプレタとわかるジャケットを着てきれいに化粧をした、60年配の「白金マダム」という雰囲気の婦人二人連れであった。信号で並んだが、冷蔵庫に半年ぐらい入ってたコンニャクをみたら、期限表示がないのでメーカーに電話したところ、「絶対大丈夫」と言われたことについて話していた。さらに、納豆についても話していた。白金マダムは、意外に堅実だった。


午後はそのまま学校に行き、資料を確認して、注文してあった本を引き取って帰る。