東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

ハードボイル度

brary2008-03-22

ゆうべはあまり眠れず。しかし朝から出かける。今朝は大変に寒い。


○美術館が集中しているエリアの、とてもすいている(結果的に)工芸館を鑑賞。ロココロココリバイバルとしてのアールヌーヴォーについて。


テレビとラジオの博物館。「ワッハ大阪」のようなものをイメージしていたのに、そこはフィルムセンターのような映像ライブラリであった。入ると、とても「できる」感じの人々が5,6人待機していて、わらわらと寄ってきては順繰りに大変丁寧な説明をしてくれる。わたしたちは、一人一人が全力であなたをサポートします、というふうである。今日のプログラムはこれです、とも言われる。
ほかに見学の人は2、3人しかいないので、かなり腰が引けそうになるが、だからといって出られる雰囲気でもない。
しかし、アメリカの50年代〜現代までのインタビュー番組を集めたもの(70分)を選んでみせてもらうと、大変面白いのだった。(試写会をするぐらいの規模のシアターにわたし一人。みなさんはセサミストリートをみていた)。


今日は途中から移動にバスを使ったが、バスはわかりやすくてとても便利なことを知った。早く使えばよかった。どの人も、乗るか降りるときには必ず運転手と会話をする。そして、謎の麺類を食べた。高さ20センチ、直径10センチぐらいの蓋つきのプラスチックの半透明な入れ物に、太い麺が入っている。表現が不適当で恐縮だが、回虫の標本のようだ。もちろん食べにくい。


明日は移動しなければならないので、最後に、もう一度ライブラリーにゆく。三日目になって、すっかり使い方もわかってきたのに惜しいことである。よくわからない写真は、わたしが滞在しているホテルの窓の外に広がる、すこぶるハードボイルドな風景。このホテルは、非常にハードボイル度が高い。