師走、雨の築地銀座界隈
雨が降る寒い一日。長いコートを着込み、ブーツを履いて、朝から晩まで築地・銀座界隈ですごす。
バイト先では知らぬうちにクリスマスプレゼント抽選会が行われており、わたしは1000円の図書カードに当たっていた。それは、昨日わざわざメールで知らされたのである。業務終了後に図書カードをもらって帰り、歌舞伎座で坂東三津五郎の道成寺を一幕見物してから銀行にゆく。予約してある。応対した青年は、しばしば投資をしませんかといってうちに電話をしたり、名刺を置いていったりしている人物とわかったが、先方が当方に気づくのに10分かかった。彼のイメージするわたしは、現実と一致しなかったのかもしれない。わたしは彼をイメージしておらず、投資の相談に行ったのでもないが、彼が投資の相談に不向きということはわかった。
銀行終了後はデパートで進物のことなどして、うなぎ書房さんにお目にかかり、談幸師の二冊目の新刊を拝領した。わたしに本をくだすっても一文の得にもならないのに、未だにくださるから、宣伝のため、その後向かった読売ホールでこれみよがしに読む。
読売ホールは談春独演会。ゲストは月亭可朝也。