東京brary日乗

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威力号の走るところを見たい

brary2009-07-08

本日は神奈川遠征の12回目。おお、あと3回にせまった。しかしあと3回もある。息も絶え絶え。


帰り着いて、駅の自転車置き場をふと見ると、猛烈にいかした自転車がつながれていた。業務用の深緑がかった黒くてごつい自転車で、後輪は前輪の二倍以上の太さのある、マウンテンバイクのようなタイヤがはまっており、荷台には鉄板が載っている。荷物をとめるロープはもちろんゴムのチューブである。


どこのどういう自転車かみると、ANDOUと書いてある。安藤という国産の業務用自転車メーカーと思われる。サドルは茶色の革。さらに、ハンドルの太い軸にはこれまたいかした銀のプレートがはめ込まれていて、(写真では見づらいが)「威力」と書いてある。まいりました、という気持ちである。


「威力」はしっかりつながれていた。まいったので、ケータイで写真をとる。さらに「威力」について調べると情報は少ないが、世田谷区郷土資料館のホームページに重要な情報があった。それによれば、安藤自転車は大正3年に創業したメーカーで、「威力号」は昭和21年から30年代に製造されたのであった。本「威力号」は、築地で働く人の愛車であろうが、製造から50年は経ている。すばらしい威力だが、写真がまずくて魅力を伝えられないのが無念。