東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

関東村に行ったこと

一週間は早い。
水曜日に遠征すると、木曜日は隔週でゼミがある。なくても金曜日の準備がある。金曜日はゼミがあって、別の遠征がある。土曜日は何か(同窓会、法事、勉強のあつまり、友達がアルバムをスキャンしにくる、など)がある。日曜日は郊外の家にゆく。月曜日は家事をしたり放心したりし、火曜日は所用で出たり水曜日の準備をする。その間に、労働に行ったり書き物をしたり直したり、何かのリストを作ったりする。

あまり、面白くないのでずっと書かずにいた。


先週の土曜日は、東京外国語大学に行った。外語大は、西武多摩川線多磨駅にある。多磨に行くには、JRの武蔵境から乗り換える、多磨霊園の反対側、かつて「関東村」とよばれた軍用地区にある。私は迂闊にも最近まで、外語大の引越しを知らず、西ヶ原にあるものだと思っていた。もうなかった。
多磨駅は、墓参りの方が多い。改札には人がいて、パスモやスイカで来てしまった人は、改札の手前に立っている「ピッ」とやる専用の機械で「ピッ」とやってから、人のいる改札を通ることになるが、改札の人に見せるものはなく、お互いどのようにやりすごせばよいのかよくわからない。


用事(仲のよい友だちと5人で「Gメン」のように発表をする)をしたあと、京王線の駅まで歩いて帰ることにした。外語大の隣接地には、中野から移ってきた警察大学校もある。向こう側には飛行場がある。吉祥寺や三鷹からそう遠くないのに、知らない土地であって、まったくふしぎな空気に覆われていた。どこまで行っても、大量の、長袖ワイシャツにネクタイだけした人たちとすれ違うのも、ふしぎである。ひとりで歩けば、どれほど不安かと思われる。駅への表示は一切ないので、可憐な友が信号待ちしている原付二人乗りのお兄さんにきいたりして、最終的には間違った駅に到着した。