東京brary日乗

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春日通りの店

brary2007-07-06

すこし機嫌よく春日通りを歩いていて、薄緑の淡水パールの短いネックレスを衝動買いした(以前「ひるどき日本列島」に出た霞ヶ浦の淡水パールを作る人が、淡水パールは汗に強いと言っていた)。やや年配のデザイナーの方が個人で開いている三坪ぐらいの店で、通常入りやすいとはいえないが、今日はほかにお客さんがいたので何となくドアを押した。
どれも手作りの一点ものだから、ジュエリーではないが贅沢には違いない。わたしが買ったのは中でもごく手頃な品なので、大した贅沢ではないが、ジャンクでもない。帰って包みを開けると、箱に「ありがとう」というシールが貼ってある。このネックレスをするたびに、買った店と梅雨の合間の夕方のことを憶い出すだろうと考えると、そういう記憶も買ったのである。
夜、学校の公開講座で、お世話になっている先生の講義があったので聞き、堀江敏幸『雪沼とその周辺』を読みながら帰る。


公開講座にて
軸が二つしかないとつまらないが、もうひとつ増やすと不安定になって面白い。