初秋の猫

本格的に涼しくなる前に、もう一度ねこを洗う。初回は子猫だったのでバケツですみ、二回目は腰を抜かしたが、三度目は腰を抜かしただけでなくウンチをした。家の中で粗相することは全くないので、余程ショックだったとみえる(三度目なのに)。脚のばねが大変強靭な上に「骨太の方針」で重いから、泡だらけのまま逃げぬよう抱きかかえ、なおかつウンチを始末する重労働となった。
こんぶは風呂上がりにはすぐさま日向で舐めて乾かしたが、ここはソファの下にもぐってただじっと睨む。乾きにくいし、せっかくきれいにしたのに埃がつくから、ぜひやめてもらいたい。しかし毛が短いのでほどなく乾き、フカフカになって気持ちよく寝たあとはすべて忘れ、遊びたいときの顔(口角が上がって「に」となる)をした。最近は「スツールの上からボールを落とす(だけで拾わない）遊び」が気に入っている。